事務局 〒879-1506 大分県速見郡日出町3904-6 | |||
医療法人 久寿会 鈴木病院 | |||
TEL : 0977-73-2131 FAX : 0977-73-2132 | |||
mail : jimu@suzuki-hp.or.jp | |||
会長 | 佐 藤 雪 | ||
副会長 | 河 野 健 二 | ||
幹事 | 臼 杵 德 二 | ||
副幹事 | 奥 村 元 一 | ||
公共イメージ委員長 | 梶 原 直 樹 |
例会日 | 火曜日 | 19:00 | |
会 場 | 日出町 | 交流広場HiCaLi |
■出席報告 | 秋吉尚康会員 | ||
会員総数 | 15名 | ゲスト | 0名 |
会員出席数 | 9名 (例会場9名 Zoom 0名) | ビジター | 0名 |
会員出席率 | 60.0%(9/15) | 出席者数 | 9名 |
前々回出席率 | (10月13日) 80.0%(12/15) |
修正出席率 | (10月13日) 80.0%(12/15) |
100%連続回数 | 0回 | 100%通算回数 | 393回 |
出席免除会員 | 佐藤英隆会員 |
● メイクアップ | |
事前 | |
事後 | |
● Zoom出席 | |
● 欠 席 | 佐藤 雪会長、臼杵德二幹事 阿部真二会員、本多和夫会員 奥村元一会員、帯刀久美子会員 |
点鍾 | 19:00 |
ロータリーソング | 我等の生業 |
ゲスト | |
ビジター |
日出RC会長 佐藤 雪(代読 副会長 河野健二)
10月は国際ロータリーの「地域社会の経済発展月間」となっています。また日本独自の月間テーマとして「米山月間」としても定められています。
「地域社会の経済発展月間」という大きなテーマですが、SDGsの17の目標に照らし合わせると、「8.働きがいも経済成長も」または「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」が対応しているのではないかと思います。これらの目標の達成のためには、「国内の金融機関の能力を強化し、全ての人々の銀行取引、保険及び金融サービスへのアクセスを促進・拡大する。」や「特に開発途上国における小規模の製造業その他の企業の、安価な資金貸付などの金融サービスやバリューチェーン及び市場への統合へのアクセスを拡大する。」など金融がもつ力をうまく活用していくことの重要性が具体的な内容として説明されています。
今日は地域の金融のけん引役であり、我々日出ロータリークラブの会員でもある石田会員の卓話です。地域社会の発展のために我々はどう振る舞えばいいのかなど、貴重なヒントをいただける機会だと期待しています。
別府東RC | 10月31日(木)の例会はホテルサンバリーアネックスにてMU受付します |
11月 7日(木)の休会します | |
11月21日(木)の休会はホテルサンバリーアネックスにてMU受付します | |
湯布院RC | 11月 5日(火)の例会は休会します(祝日同週) |
大分RC | 11月 5日(火)の例会は休会します |
11月19日(火)の例会は休会します | |
大分中央RC | 11月 5日(火)の例会は休会します |
11月19日(火)の例会は休会します | |
中津中央RC | 11月 5日(火)の例会は休会します |
11月19日(火)の例会は休会します | |
11月26日(火)の例会は夜間例会のため、18:30~別邸 兆へ変更します | |
別府北RC | 11月 6日(水)の例会はホテル別府パストラルにてMU受付します |
11月20日(水)の例会はホテル別府パストラルにてMU受付します | |
大分城西RC | 11月 6日(水)の例会は休会します |
11月20日(水)の例会は休会します | |
別府RC | 11月 8日(金)の例会は休会します(祝日同週) |
11月22日(金)の例会は両築部亭にてMU受付します | |
大分東RC | 11月21日(木)の休会します |
大分南RC | 11月22日(金)の例会は休会します |
河野健二会員(W): | 妻の誕生日に、クラブよりきれいなお花を頂きました、ありがとうございます。 |
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みなさんこんばんは。この度、卓話をさせていただく石田正美です。ロータリー歴は7カ月、職業分類は信用金庫です。ロータリアンになって初めての卓話で大変緊張しております。本来ならば、経済や金融論といった話をしなくてはいけないのではないかと思いますが、本日は私の職業とは関係なく、「子育て」について話したいと思います。
1.自己紹介
私の出身は、豊後大野市千歳町です。毎年12月の最初の日曜日に行われる「ひょうたん祭り(ひょうたん様が大きなわらじを履いて地区を練り歩く)」が有名で、私はそのお膝元の地区の出身です。地元の千歳小学校、千歳中学校を卒業し、高校は大分南高校(当時は3校合同選抜)に通いました。大学は大分大学経済学部を卒業し、平成8年に大分みらい信用金庫に入庫しました。今年3月で勤続28年となりました。
家族は5人です。妻(51歳)は、大分労働基準監督署にパートとして勤務しています。子供は3人で、長男(23歳)は、今年4月に杵築市立山香中学校の教員となりました。担当教科は理科、1年生の担任で、部活動では全く未経験のサッカー部の顧問として頑張っているようです。次男と長女(二卵性の双子)は大分舞鶴高校の2年生です。次男は陸上部(短距離)、長女は放送部に所属し、それぞれ頑張っています。
2.子育てについて
(1)子育てとは・・・
子育て四訓
乳児はしっかり、肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は日を離せ、心を離すな
これは、アメリカンインディアン(ネイティブアメリカン)の言葉だそうです。深い・・・ですよね。
もう一つ、アメリカンインディアンの教えです。
批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
敵意に満ちたなかで育った子は誰とでも戦います
ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
心が寛大な人のなかで育った子はがまん強くなります
励ましを受けて育った子は自信を持ちます
ほめられるなかで育った子はいつも感謝することを知ります
公明正大ななかで育った子は正義心を持ちます
思いやりのあるなかで育った子は信仰心を持ちます
人に認めてもらえるなかで育った子は自分を大事にします
仲間の愛のなかで育った子は世界に愛をみつけます
人は、人や言葉と触れ合うことで成長や人格形成がなされていくものです。子は親の鏡であるのと同様に、社員は社長(経営幹部)の鏡なのかもしれません。
(2)子育ては自分育て?
ここで、最近私が経験し、子育てについてあらためて考えさせられたエピソードを2つご紹介したいと思います。2つとも、私が久しぶりに次男の出場する陸上大会(9月中旬に行われた大分県高校新人陸上競技会)を観戦に行ったときの出来事です。
私の次男は、短距離種目(100M、200M)を得意としています。その大会では、100M、200M、4×100Mリレー、4×400Mリレーの4種目に出場しました。最初に出場したのは、4×100Mリレーの予選でした。大分舞鶴高校は予選2組目の第8レーンで、次男は第2走者を任されました。大分舞鶴高校の第1走者は1年生ながら、すばらしいスタートダッシュを見せ、先頭を争う状況で次男へとバトンをつなぎました。次男も懸命に走りトップ争いをしながら駆け抜けます。そして、いよいよ次男から3走へのバトンパス。ここで、3走のランナーが思いがけず早めに走り出してしまいます。皆さんもご存じの通り、リレーのバトンゾーン(テイクオーバーゾーン)は決まっています。そのゾーンの中でバトンを渡せなければ失格となります。スタンドで応援する舞鶴高校の生徒や父兄の誰もが、「あ~、ダメだ~」と思いました。その次の瞬間、次男は倒れ込むようにしながら必死に左手を伸ばして3走にバトンを渡し、前のめりに左肩から外側の9レーンに転倒しました。舞鶴高校の応援席は、「失格かな?!」と一瞬静まり返りました。何とか3走に渡ったバトンは、その後アンカー(4走)へと渡り、失格にはならず無事に2着でゴールしました。次男は、肩と足を打撲し大きな擦り傷ができ、グランドの熱で火傷のように皮膚がめくれた状態でした。その場ではあまり次男と話すことはできませんでしたが、自宅に帰って、そのレースのことを話しました。次男から出てきた言葉は、「3走の〇〇〇くんは1年生。1年生に、自分のせいでバトンが渡らず失格になったと絶対に思わせたくなかった。バトンさえ渡せれば、転んで隣のレーンにはみ出し妨害した(セパレートレーン)自分のせいで失格となる。だから、何としてもバトンだけは渡したかった。」というものでした。次男は、中学3年生の最後の大会で、自分がアンカー(4走)で同じように早くスタートをしてしまい、3走から4走へバトンが渡らずに失格となり、九州大会へ行けなかったという辛く悔しい経験をしていました。次男は、その時の自身の気持ちを忘れずにいたのだ・・・と思いました。自身の経験をもとにした次男の言動、後輩のことを思う次男の言動に、私自身は胸の奥にぐっとこみあげてくるものを感じると同時に、自分が忘れている大切なことを教えられ、深く考えさせられた気がしました。
先ほど話しました通り、次男は100Mにも出場しました。次男が大会に出場するのは約1年ぶりでした。昨年のこの時期に股関節付近に痛みを訴え、何度か病院へ通いやっと判明した原因が疲労骨折でした。その時、次男は私と妻に「陸上部の練習にはしばらく行かない。」と言います。私と妻は、練習に行かないのならば自分で直接先生に話をするように伝えました。陸上部の顧問の先生は超がつくほど体育会系で、練習を休むことは絶対認めないというような方です。ですから、自分で先生に話すことはせず、きっと練習に顔を出すことになるだろうと私も妻も思っていました。しかし、次男は超体育会系の顧問の先生と一対一で話をし、自分の身体のことや考えをしっかりと話し、長期間練習を休むことを認めてもらって帰ってきました。それからは、陸上部の練習には参加せずに、ストレッチやウェイトトレーニング、スポーツ整体など、自分で考えながらトレーニングを重ねていきました。次男が練習を休んでいる間にも様々な大会は行われていました。次男は、もちろん大会には出場できませんが、補助員としてほぼすべての大会に参加をしました。補助員とは、大会運営のお手伝いをする仕事です。同じ学校の仲間や他校のライバル、後輩たちが活躍している姿を間近で見ながら黙々と補助員をすることは、次男にとってはとてもつらく苦しかったと思います。私ならきっと、補助員としてならば大会には行かないのではないかと思います。次男に聞いたことがあります。どうして補助員として大会に行くのか?と。次男は、「補助員には大会を進行するうえでとても大事な役割がある。そして、補助員を務めたら少しだけど陸上部にお金がもらえ、それが部の活動費として使える。だから補助員として大会に行くのだ。」と。次男に聞いたわけではないので真相はわかりませんが、顧問の先生と練習を休むという話をした時に、補助員としては必ず大会に参加すると話していたのではないかと思います。次男は練習を休む話をする前に、 「自分はケガをしていて走れないので、走れない自分がグランドにいてダラ~つとしていては、他の人が練習に気合が入らないと思う。」とも話していました。顧問の先生と話す時には、そんなことも次男なりに伝えていたのかもしれないと思っています。話を100Mのレースに戻します。100Mは、見事予選を通過し決勝(上位8名)へと進みました。決勝でも良い走りができましたが、惜しくも4位(3位までが九州大会出場)に終わりました。しかし、タイムは10秒98で、見事自己ベストを更新しました。100Mのレース直後、舞鶴高校の応援席からは、「すごい!!〇〇〇〇復活!!」 「やった~、〇〇〇〇復活!!」と次男の名前と復活を喜ぶ声がたくさんあがりました。生徒達からも、父兄の皆さんからも、あちこちからその声が聞こえました。それを耳にし、目の当たりにして、次男が皆さんに可愛がられていること、次男が大会の補助員などを黙々とやっていたことなどを皆さんが見ていて、しっかりと認めてくれていることに感動を覚え、あらためて感謝をしました。陸上で記録が出ることや、いい成績をおさめることも親としてはとても嬉しいことですが、それ以上の喜びを感じた瞬間でした。そして、この瞬間にも、次男から大切なことをいろいろ教えられた気がしました。
子育ては自分育てと言います。私自身は3人の子供の子育てをやってきましたが、自分自身がどれほどの子育てが出来ていたのだろうかと思います。子育てと言いながら、子供から学び、子供と一緒に成長させてもらっているのだと実感する瞬間でした。子供とともに成長する・・・これが子育てなのだろうと感じています。
つたない卓話になり申し訳ありません。次回、皆さまにお話をさせていただく時にはもう少し成長した自分をお見せできるように頑張ります。本日はご清聴ありがとうございました。