日出RC 2011-12年度 ロータリーは責任と実行
日出ロータリークラブURL4つのテスト
事務局 〒879-1506
大分県速見郡日出町3904-6
  医療法人 久寿会 鈴木病院
TEL:0977-73-2131 FAX:0977-73-2132
会長 上 野 公 則
副会長 鈴 木 貫 史
幹事 河 野 一 幸
広報委員長 佐 藤 英 隆
例会日 火曜日 19:00
会 場 日出町 別府湾ロイヤルホテル
■ 出席報告 吉弘秀二会員
会員総数 14名 ゲスト 1名
会員出席数 11名 ビジター 0名
会員出席率 78.6% 出席者数 12名
前々回出席率 (4月23日)78.6% 修正出席率 (4月23日)85.7%
100%連続回数 0回 100%通算回数 367回
出席免除会員 山田滋彦
● メイクアップ  
   事前    佐藤英隆会員(5月11日・地区広報・ITセミナー)
   事後     
● 欠 席 秋吉尚康会員、紺田正彦会員、佐藤英隆会員
点鍾 19:00
ロータリーソング 奉仕の理想、君が代
ゲスト ・グェン・イ アンさん(米山奨学生)
ビジター  

会長の時間

会長 上野 公則

 一週例会がないと、皆さんにしばらく会っていないような感じになってきます。私だけでしょうか?偶然ですが、先週例会が休みで非常に助かりました。先週1週間は夜間工事で、毎日12時まで現場作業が入っていまして、RCを休むか休まないかの瀬戸際でした。特に土曜日は、朝6時から作業を開始し、終了したのが日曜日の2時で、現場に20時間浸かっていたわけで・・・また充実感あふれる仕事が始まりました。例会は休まないようにするつもりですが、もしもの時は鈴木副会長以下、よろしくお願いします。
 さて、先日警視庁は「振り込み詐欺」から直接現金を受け取る手口が主流となり、実態にそぐわなくなったということで「母さん助けて詐欺」と公募した中から最優秀作品に選んだと発表されました。その他に優秀作品として「ニセ電話詐欺」「親心利用詐欺」を選出しました。「電話を使い、子を思う親の気持ちにつけ込むという、この詐欺の特徴が伝わる作品を選んだ」そうですが、「なりすまし詐欺」や「パニック詐欺」は、応募数が多かったが「高齢者がイメージしづらい」として選ばれなかったようです。
 平成15年頃から息子や孫を装い電話で現金を振り込ませる「オレオレ詐欺」が流行し、あの手この手と手法を変え、未だ振り込み詐欺にあう人が後を絶ちません。呼び名がどうとか、イメージが合わないとか、どうでもいいことで、詐欺被害に合わないためにも、日頃から親子で話し合い意思疎通を図って欲しいものです。また、地域社会全体でコミュニケーションを図れる地域の確立を推し進めたいものです。


幹事報告

本日の予定
  • 会員卓話 原田順二会員
     演題『保育園の歴史を振り返って』
    例会終了後 第12回定例理事会
本日のゲスト
  • グェン・イ アンさん(米山奨学生)
次週の予定
  • 5月21日(火)外来卓話 日出町生涯学習課
今後の予定
  • 5月25日(土)RI2720地区職業奉仕セミナー(熊本県上益城郡)
  • 5月28日(火)職場例会(カヤノ農産)
  • 5月31日(金)RI2720地区会員増強セミナー(熊本県熊本市)
  • 6月 4日(火)定款第6条第1節に基づき休会
  • 6月11日(火)クラブ協議会(後期の反省)
今週の配布物
  • 週報(第1386回例会分)
お知らせ
  • 前回の報告より追加はありません
例会変更
別府東RC  5月16日(木) 通常例会へ変更(再度変更)
   5月23日(木) 『新入会員歓迎会』の為、18:00~『ホテルサンバリーアネックス』へ変更
中津平成RC  5月23日(木) 『拡大クラブ協議会』の為、18:30~夜間例会へ変更(再度変更)
   5月30日(木) 『地引き網青少年事業』の為、6月2日(日)9:00~『香々地青少年の家キャンプ場』へ変更

委員会報告

米山奨学生グェン・イ アンさんへ上野会長より奨学金の授与

米山奨学生グェン・イ アンさんへ上野会長より奨学金の授与

佐々木明会員増強委員長

佐々木明会員増強委員長
会員増強活動の件を報告致します。先般より会員各位に候補者のリストアップと、活動状況をヒアリングしていますが、現在フォロー中の4名の方(個人名は表記しません)は、「ゲスト」として食事にご案内して下さい。また、火曜19時からのご都合が悪ければ、他の時間帯で当ホテルのラウンジにてお茶でも誘って下さい。是非ともご案内をかけて下さい。そして複数でお誘いしていければと思います。
 尚、報告の後、上野会長より、ゲストとして招くなら、ひとつ、次回21日の例会時を目標にしましようとの提案がありました。皆さんにて次回お誘いをして頂きたく、お願い致します。
 

ニコボックス

臼杵徳二会員(T): 先日の母の葬儀に、御弔意・ご配慮頂きありがとうございました。誰にも知らせずに居ましたが、狭い業界、又、狭い町なので皆様の知る所となり、ご迷惑をお掛け致しました。幸い、5月7日の例会が休会ということで、大切なロータリー例会を休まず良かったと思います。1年間100%出席まであと2回です。頑張ります。
臼杵徳二会員
佐藤英隆会員(S): 本日は、月間定期会議の為にお休みさせていただきます。河野一幸幹事さんには、連絡済みです。原田会員の卓話ですが、来週ゆっくりお聞かせ下さい。
 原田さんごめんなさい。来週でも、コーヒー御馳走致します。先日の土曜日のRI2720地区広報・IT部門研修会は、来週報告させていただきます。
佐藤英隆会員
鈴木貫史会員(W):  
ゴールデンウイークの5月2日木曜日の午後、2007-2009年日出クラブ米山奨学生のミラディアニ、リズカ・ヴィディア(通称リズカ・現オムロンスイッチアンドデバイス株式会社・岡山県倉敷市)さんが、日出・別府に帰ってきました。カウンセラーでありました私と私の家内、佐藤会員とで旧交を温めました。リズカさんの成長し、輝いている姿を見て、頼もしく感じました。
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<リズカさんからのメール>
 こんにちは。リズカです。先日はどうもありがとうございました。お忙しいのにもかかわらずお時間をいただき、久々にお話しすることができてとても嬉しかったです。素敵なプレゼントもありがとうございます!大切に使わせていただきます。
今日で連休が終わりますが、気持ちを整って明日からまた頑張ります。

原田順二会員卓話『保育園の歴史を振り返って』

原田順二会員

 今日のお話はNPO法人フローレンス代表の駒崎先生の資料をもとに、私なりの考察を加えながらお話させていただきます。保育園は明治期からあり、社会事業家や紡績工場経営者が働く母親を助けるために純粋に民間で設置していた施設でした。その後大正期に入り、大阪で初めて公立の保育所(当時は託児所)ができ、東京等にもできました。世界第2次大戦後、昭和22年に児童福祉法が制定され、託児所が保育所になり認可保育所の制度ができました。
 この認可保育所は国の認可基準を満たして、補助金が投入されました。現在約23,000箇所、大分県」は約230箇所設置されています。日出町内では7箇所です。この他に認可基準を満たさず、国の補助金がない認可外保育園が約7,000箇所あります。
 戦後の日本の復興は目覚ましく、高度経済成長を支えるため国は長時間労働のモーレツサラリーマンと専業主婦家庭という新しい家族単位を扶養控除税制等により政策的に奨励しました。第二次産業により経済成長を達成するために、最も効率的な労働力の再生産モデルだったためです。当時は母親が働く家庭というのは非常に少数派であり、日本語として違和感がある「保育に欠ける」という言葉を使い、「保育に欠ける」子供たちのために、福祉として保育所をつくるという政策がすすめられました。このため、行政がその地域の福祉を必要とする人々の数を把握し、それに見合ったサービス供給量を提供するかたちをとりました。
 サービス供給のやりかたとして、自治体が直営の公立の保育所と社会福祉法人格をもつ民間団体に委託する、私立認可保育園の2タイプがあります。社会福祉法人は戦後につくられた社会福祉事業法で定められた法人格で、国が行う福祉事業を受けられ税制の面でも優遇されていますが、反面、剰余金の制限や各種規制をうける事業体です。もう少し詳しく説明をしたいのですが、時間の都合により割愛します。
 しかしながら、80年代からこのシステムに問題が起こってきます。85年に男女雇用機会均等法が施行され、本格的に働く女性が増加します。それに伴い働く母親の数が増加してきました。国は94年にエンゼルプラン、99年に新エンゼルプラン等施策を打ち出しますが、大きな方向転換をすることはできませんでした。国の統計では1990年代中盤には共働き世帯数が専業主婦所帯数より多くなりました。90~2000年代からは不況と非正規労働者の増加によって、夫の収入だけでは家計を維持することが困難になり、母親の就労がパート・派遣労働等、多様な形態をとりながら現在でもさらに進んでいます。こうした「働く母親の数が増えた」、「働き方が多様になった」これらに対していままでの保育制度では十分機能できませんでした。70年前の社会状況を基に作られた基準は、高度経済成長を経た日本の都市環境にあわず機動的に二―ズに対応することができなかったのではと思います。
 これらのニーズに、特に都市部の認可保育所が追い付かない状況が生じました。このため東京都などは面積基準や園庭基準等を緩和した独自の認可システムを2001年に立ち上げ一定の成果をあげています。一部の自治体もこの成功をみて保育園をつくりましたが、待機児童の問題は完全には解決されていません。その結果として、数字が少し古いかもしれませんが2~4万人の待機児童がコンスタントにいる状況であり、8割方は都市部です。大分県では大分市、そして郡部では日出町だけが待機児童がいる状況ですが、今後は都市部と違い児童の減少により保育園経営に苦慮するのではと危惧しています。
 子育て新システム法案、総合こども園法など近年国会でも論議され、児童福祉法第24条に市町村の保育の責務が明記されたことなど大変嬉しく思っています。今後は株式会社などの異業種も保育事業に参入が予測され、認定こども園制度の導入など検討すべき課題は多いと思いますが、地域に根ざした児童の保育政策を期待し、注視を続け見守っていきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。