会長の時間
会長 上野 公則
本日は、スチッタ グナセカラさんをお向かえしての外来卓話です。昨年の9月に開催された別府RCの創立60周年記念式典に出席された方は、記憶にあろうかと思いますが、スチッタ グナセカラさんが母国であるスリランカに開いた「スリランカ別府日本語学校」を記念事業の一環として支援し、パソコンやコピー機、テレビや日本語教材を贈ったとご案内されていました。そして、スチッタ グナセカラさんもご挨拶されていましたが、今回我らが米山奨学生のブッティーさんもスリランカ出身であり、佐々木会員のお世話で、外来卓話が実現した次第です。日本とスリランカの友好の架け橋になっていただけるのはもちろんですが、どんなお話を聞けるのか楽しみです。
さて、会長の時間はロータリーの話をせよということで、今回は岡村ガバナーもローターアクト・クラブ出身、スチッタ グナセカラさんも別府ローターアクト・クラブ所属ですので、ローターアクトについてお話をさせていただこうと思います。ローターアクトの目的は、青年男女が個々の能力の開発に当たって役立つ知識や技能を高め、それぞれの地域社会における物質的、あるいは社会的なニーズと取り組み、親睦と奉仕活動を通じての全世界の人々のあいだによりよい信頼関係を推進するための機会を提供することにある。ローターアクト・クラブは、提唱RCの近隣地域内に移住、就職または就学している18歳から30歳までの青年によって構成される。新しいローターアクト・クラブの創立会員数は、最低15名であると推奨されるが、これは義務付けられているものではない。
目 標
- 1) 専門的職業技能および指導能力を養成すること。
- 2) 個人の価値を認める考え方に立脚して、他人の権利を尊重する観念を養い、あらゆる有用な職業の道徳的水準および品位を保持し推進すること。
- 3) 若い人々に地域社会をはじめ世界各地のニーズと懸念事項を提起する機会を提供すること。
- 4) 提唱RCと協力して活動にあたる機会を提供すること。
- 5) ロータリーにおける将来の会員となるよう若い人々の意欲を高めること。どのローターアクト・クラブにも、その名称の後に、「(名称)ロータリー・クラブ提唱」という文言を付けるようにすることが強く要望されている。
幹事報告
- 本日の予定
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- 外来卓話 スチッタ グナセカラさん(別府ローターアクトクラブ所属)
演題『人とのつながり』
- 本日のゲスト
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- スチッタ グナセカラさん(別府ローターアクトクラブ所属)
- ペレーラ・マレ・タントゥリゲ・ブッディニー・プリヤンガーさん
(米山奨学生・APU大学院生)
- 次週の予定
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- 今後の予定
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- 4月 9日(火)委員会卓話 広報委員会
- 4月16日(火)外来卓話(日出町税務課)
- 4月21日(日)地区協議会(熊本県人吉市)
- 4月23日(火)地区協議会の報告
- 4月30日(火)クラブ協議会
- 今週の配布物
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- 例会変更
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中津中央RC |
4月 9日(火) |
『向笠記念公園清掃例会』の為、12:30~『福沢茶屋』へ変更 |
4月30日(火) |
定款第6条第1節に基づき休会 |
委員会報告
佐々木明会員増強委員長
入会候補者の情報交換の件ですが、2月の委員会で確認しましたように、3月末まで担当会員にて活動をお願いしています。次々回4月9日例会時の委員会報告で、活動結果による情報交換を致します。各会員にて情報整理しておいて下さい。
ニコボックス
上野公則会員: (米山奨学金2口) |
弊社(上野建設)が手掛けていたカヤノ農産お茶工場が無事完成し、26日、副知事はじめたくさんの御来賓の元に落成式が盛大に執り行われました。先週の隅櫓の完成に続き、心温まる感謝状を頂きました。24日、長女の結婚式があり、嫁いでいきました(ToT) |
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本多和夫会員(S):
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いつも応援しています大分ヒートデビルズが現在連勝中です。サッカー日本代表もW杯出場をぜひとも決めてほしいものです。 |
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私は、別府大学大学院日本語日本文学専攻のスチッタ グナセカラです。2003年の4月別府大学に留学して来ました。2010-11年の米山奨学生です。世話クラブは、別府ロータリークラブです。
<スリランカの紹介>
スリランカはインド洋に浮かぶ島国で、総面積は65,610km2、北海道の約0.8倍です。島の北半分はほとんど平地であるのに対し、南半分はジャングルが続く山岳地帯となっており、 また1000mを越す山々もあるなど、その自然の多様性は驚くほど豊かです。「スリランカ」とは、「聖なる島」「美しい島」を意味しており、インド洋の真珠ともいわれています。島の周囲は約1,000km続く海岸線に囲まれており、多くのカラフルな魚の住処でもある美しい珊瑚礁が存在しています。 その自然の豊かさから、数多くの国立公園、保護区、動物・植物公演が存在し、 アジアで最も多くの種類の生物が生息しています。歴史的背景としては、スリランカは古代から仏教王国として栄えてきました。歴代の王が残した数多くの遺跡のうち、 6ヵ所が文化遺産として世界遺産に登録されています。また、自然世界遺産にも1つ登録されています。その他、近年注目を集めているものとして、アーユルヴェーダの療法があります。 スリランカでは、その地理的な位置から、インド、ギリシャ、アラビア、中国など、伝統ある各地の療法が豊富です。 近年、これらの療法は、医療面だけでなく美容面においても注目されており、 アーユルヴェーダを使ったエステ用プログラムのあるホテルもあります。
私は初めて会った日本人は、中学生の頃に出会ったバレーボールの先生です。先生に対しては、遠い国からバレーボールを教えに来てくれて、ありがとうという感謝の気持ちでいっぱいでした。同時に日本という国に関心を持つようになりました。その頃、日本のドラマ「おしん」を見て、おしんの貧しい生活の中で頑張っている姿、その生き方に感動しました。今でも思い出すのは、おしんはおばあさんからもらったわずかなお金を、たとえお腹がすいても我慢して使わずに、大事に持ち続けていたということです。
スリランカでは、3つの言葉が話されています。シンハラ語、タミール語、英語です。スリランカはシンハラ人とタミール人という主に2つの民族が入りまじって生活しています。シンハラ人は国民のおよそ70パーセントです。シンハラ語は主にシンハラ人、タミール語はタミール人によって話されます。英語はその両方の人たちが使います。シンハラ語はスリランカしかない言語です。
スリランカは日本語を勉強したい、日本語に興味があるという若者が増えてきています。スリランカのチラウという町に私がやっている日本語学校があります。その学校の名前は「別府日本語学校in スリランカ」です。日本語のコース、留学コース、会話コース、キッズコースとあって留学コースを修了して、日本に留学してきます。
<ロータリークラブに対して>
奨学生時代はロータリークラブから奨学金を頂いていて、大変ありがたいとは思っていましたが、まだロータリーの事を余り理解していなく、別府ロータリークラブのある方と母国スリランカの数クラブを訪問した時、ロータリークラブの方々が色んな奉仕事業をしている事を知り感銘し、私も母国に帰ったら必ずロータリアンになろうと心に決めました。また、その時言われた言葉が心に残っています。それは、「君はスリランカの人々が日本語を勉強して留学出来るように、日本語学校という職業を通じて奉仕をしている。それはロータリーの理念と同じだよ」と、言われた事です。この言葉を励みに今後も頑張ります。
今後も色々な奉仕を世界で行い、困っている人々を援けて頂きたい。また、スリランカのロータリークラブと共同で、マッチンググラントなどの奉仕活動をして頂きたい。
<スリランカへの思い>
スリランカは、長い間の内戦が終わり、大統領の呼びかけのもとに急激に復興、発展している国です。私はその国民の一人として、さらなる祖国発展のために力を尽くしたい。日本語教育を通じて、スリランカと日本の関係を強くしていくために、力となる人材を育てていくことにこれからも力を入れていきたい。
<私の今後の夢>
スリランカの各地から、日本語学習者を集めて、学寮を用意し、誰もが日本語を勉強できる、スリランカ一番の日本語学校にしたい。
皆さんスリランカに是非遊びに来てください。私はスリランカを案内します。別府日本語学校にも足を運んでください。よろしくお願いします。
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臼杵会員よりスチッタさんへお花のプレゼント |
米山奨学生のブッディさん |