会長の時間
会長 上野 公則
先週から今週にかけて、様々な事件や訃報が報道されています。特に目を引いたのはアルジェリア東南部イナメナスの天然ガス施設で、武装グループが日本人を含む多数の人質を取って立てこもった事件ではないでしょうか・・・人質解放の条件として、隣国マリでイスラム武装勢力の掃討を理由に軍事介入したフランス軍の撤退や、米国内で収監されているエジプト人のイスラム過激派指導者らの解放などを要求したとされています。アルジェリアは早々に人質救出作戦を強行しましたが、多数の死者が出たとの事です。救出作戦では、アルジェリア軍ヘリコプターが施設内を移動しようとした武装勢力と、人質が乗っていたとみられる車両を攻撃。武装勢力、人質の双方に多数の死者が出たと報道されています。
日本人には「テロリストを逃がしても、人命最優先」という考え方が多いようにありますが、世界的には「テロリストをたたくことが人命よりも優先」という考え方が一般的に多いようです。さて、皆さんはどちらに賛同しますか?平和ボケをしている日本人にとっては、イスラム過激派などの現状を十分に認識していないのも事実ですし、人命尊重というのも、大事なことですし・・・あなたが総理大臣でしたら迅速な決断ができますか・・・
さて、訃報ですが、昭和の大横綱、大鵬が19日死去されました。「巨人・大鵬・玉子焼き」の流行語を生んだ、圧倒的な強さにみんなが憧れを抱いた時代のヒーローで、とても残念です。また昭和のスターが一人去り、昭和が遠くなっていくように感じます。
寒さ厳しき折、みなさんも健康には十分留意されたし。
幹事報告
- 本日の予定
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- 会員卓話
佐々木明会員 『昨今インバウンド事情』
- 例会終了後第8回定例理事会
- 次週の予定
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- 今後の予定
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- 2月 2日(土) 職場例会(ハーモニーランド)18:50点鐘
- 2月 5日(火) 2月2日(土)へ例会変更
- 2月12日(火) 本多和夫会員卓話
- 2月19日(火) 外来卓話(日出町財政課)
- 2月26日(火) 親睦例会
- 今週の配布物
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- 例会変更
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別府東RC |
1月31日(木) |
例会場の都合により、『サンバリーアネックス』へ変更 |
大分南RC |
2月 1日(金) |
『職場訪問例会』の為、12:30~『日産プリンス大分販売(株)』へ変更 |
大分東RC |
2月21日(木) |
『夜間例会』の為、18:30~『大分オアシスタワーホテル21Fエトワール』へ変更 |
2月28日(木) |
『創立50周年記念式典』の為、3月2日(土)14:00~『大分オアシスタワーホテル』へ変更 |
委員会報告
本多和夫会員
奉仕プロジェクト委員会からです。2月2日(土)は職場例会でハーモニーランドへの訪問を予定しています。ご家族もお誘いの上、参加のほど、よろしくお願いいたします。
ニコボックス
堀秀史様(別府RC)(T): |
昨今のインフルエンザの流行の為か、昼間の例会に出席出来ませんでした。日出RCの様に、近くに夜間に例会を開催しているクラブがあり、メイキャップに大変助かります。これからもどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 |
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本多和夫会員(S): |
1月21日は、47歳の誕生日で、また、1つ歳を重ねました。50歳も徐々に近づきます。ますます、自分を磨く努力をしなければと思う今日この頃です。
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10年ほど前ですが、小泉総理時代に「ヴィジット・ツウ・ジャパン」キャンペーンを始めて、海外からの観光客を増やそうという機運が高まりました。海外渡航は「アウトバウンド」、日本に入ってくる旅行者は「インバウンド」と言っています。
海外出は2000年には年間18,000千人近くまで伸び、リーマンショック後はその後の円高傾向も手伝って伸び続けています。2010年実績で16,640千人、政府目標は2016年までに20,000千人です。
一方、インバウンドは2010年までに10,000千人という目標で、2003年から増加数が伸び続けて、2006年には8,000千人を超えて2010年は8,610千人となっています。2011年は東日本大震災の影響で前年割れをしているようです。
ただ、日本のインバウンド数は、欧米に較べて少なく、世界で30位。一番はフランスで、アメリカ、スペイン、イタリアが続いています。近年は中国が伸びています。2003年の33百万から2010年は55.7百万となっています。皆様の中にも、もう中国は何回も訪問された方がいると思います。また、中国だけでなく、アジア主要国では、経済発展もありインバウンドの数が増加しているようです。2003年から2010年までの伸び率で、中国が7.8%、マレーシア12.8%、マカオ・韓国は9%台、日本・シンガポールで7%台となっています。
こうした海外からの渡航客の増加は当然私ども観光業界にとって嬉しいことで、特に中国を始めとするアジア諸国の経済発展に伴う観光客の一人当たり支出(平均13万)も頼もしい限りです。
さて、日本にはどういったところからの観光客が多いかと言いますと、やはりアジア-韓国、中国、台湾がベスト3です。大いに期待したい中国はまだまだ案内不足なのか、香港に負けています。また、面白いデータがありますが、香港は、中国本土へのアウトバウンドが圧倒的で、2010年1年で79百万もの人を送り出しているようです。香港は7百万ですから、一人当たり年に11回以上渡航している計算になります。もっとも、香港は狭いエリアですから、レジャーは映画や旅行などが中心ですが。
ここで、都道府県別をみますと、大分は上位ですが、少しずつ増えています。東京都がさすがにいつもトップです。九州への海外観光客は年間1~2百万とまだ少ないようです。標識、案内板整備、言葉、カード利用など、不便・不満の解消も必要と思います。大分もまだ受入態勢を整える必要があると思います。
次に大分県のデータです。2010年の大分県内での国内客の宿泊者数、3,610千人一日1万人以上です。インバウンドは360千人(国内客の10分の1)、一日当たり1,000人くらいです。(図1)
(図2)をみていただくとわかりますが、韓国からが殆どです。2010年80%、2011年73%。この別府湾ロイヤルホテルも昨年4月から12月までの三四半期で15、000人。インバウンド全体が29,000人でしたので、50%を超しています。続いて台湾が8,500人、香港2,100人、中国となっています。
また、訪日アンケートによると、日本の景観や文化・歴史・日本食への関心に加え、温泉も来日動機となっているようです。昨年はスカイツリーなどでやはり東京が強かったですが、大分県の温泉は絶対の売りです。別府・湯布院の訪問者も多いのは温泉の魅力でしよう。どうやって売っていくかです。最後に別府湾もお世話になっている、香港のツアー会社の九州ツアーの日程表をご覧下さい。有り難うございました。
【日程表】