会長の時間
上野 公則
本日は先週に引き続いて、クラブ協議会となっております。年間の例会の中でも、一番退屈な時間かもしれませんが、ロータリーの流れを知る上では、一番大切な時間かも知れません。ちょっと目先を変えただけでも、日頃見えないものが見えるかも知れません。皆さんの活発なご意見を期待しています。
さて、今日は久しぶりに大きなテントを張り、起工式を執り行ったので、起工式の話をしたいと思います。最初に地鎮祭と起工式の違いを紹介します。
地鎮祭は、「土地の神様に工事の無事や安全を祈る儀式」です。これに対し起工式は、「工事に着工するにあたって行う祝いと浄めの儀式」です。地鎮祭(じちんさい・とこしずめのまつり)は、土木工事や建築などで工事を始める前に行います。その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。これには神式と仏式があります。
一般的には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもあります。土地の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場となし、斎主たる神職のもと、建築業者・施主の参列の上で執り行う。祭場の中には木の台(八脚台という)を並べ、その中央に神籬を立てて祭壇となし、酒・水・米・塩・野菜・魚等の供え物を供えます。
地鎮祭の流れ(神式の一般的な流れ)
修祓(しゅばつ):祭りに先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式
降神(こうしん):その土地の神・地域の神を迎える儀式。神職が「オオ~」と声を発して降臨を告げる。
献饌(けんせん):神にお供え物を差し上げます。
祝詞奏上(のりとそうじょう):その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する。
四方祓い(しほうはらい):土地の四隅をお祓いをし、清める。
地鎮(じちん):刈初(かりそめ)、穿初(うがちぞめ)、鍬入(くわいれ)等が行われる。建主・設計・施工に振り分けることが多い。
玉串奉奠(たまぐしほうてん):神前に玉串を奉り拝礼する。玉串とは、榊に紙垂を付けたもの。
撤饌(てっせん):酒と水の蓋を閉じお供え物を下げる。
昇神(しょうしん):神様にお帰りいただきます。
以上、地鎮祭の流れを説明しましたが、特に玉串奉奠は皆さんも各界の代表をなさっている方々ですので、依頼される事が多いかと思います。作法はしっかり覚えておいてください。
幹事報告
- 本日の予定
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- 『クラブ協議会(ガバナー公式訪問に向けて)』、例会終了後『第4回定例理事会』開催
- 本日のゲスト
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- 今後の予定
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- 9月 9日(日)『R財団セミナー(未来の夢計画勉強会)(12:30~大分県看護科学大学)』
- 9月11日(火)『親睦例会(19:00~ 黒岩グラウンド)』
- 9月15日(土)『別府RC創立60周年記念式典(14:30~杉乃井ホテル)』
- 9月16日(日)『第27回日出RC旗争奪少年野球大会(8:00集合 黒岩グラウンド)』
- 9月18日(火)『会員卓話 河野一幸幹事』
- 9月23日(日)『別府近隣7RC親睦ソフトボール大会(8:30集合 別府市野口原グラウンド)』
- 9月25日(火)『9月23日(日)へ例会変更』
- 本日の配布
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- お知らせ
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- ガバナー事務所より『会員増強強化のお願い』『ガバナー事務所開設のお知らせ』『ガバナーノミニー候補者推薦について』が届いております。
- 9月2日(日)『米山記念奨学委員会セミナー』へ鈴木貫史会員、本多和夫会員、臼杵徳二会員が出席致しました。
- 例会変更
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杵築RC |
9月13日(木) |
『観月例会』の為、18:30~『三河苑』へ変更 |
別府北RC |
9月12日(水) |
『観月例会』の為、18:00~『喫茶サークル』へ変更 |
別府東RC |
9月13日(木) |
『第10回国際交流ゆかたの夕べ』の為、9月14日(金)17:00~『別府大学・多目的室』へ変更 |
別府RC |
9月14日(金) |
『創立60周年記念式典』の為、9月15日(土)14:30~『杉乃井ホテル』へ変更 |
別府中央RC |
9月18日(火) |
『月見例会』の為、18:30~『割烹旅館ゆめさき』へ変更 |
中津中央RC |
9月11日(火) |
『観月例会』の為、18:30~『金色温泉』へ変更 |
湯布院RC |
9月12日(水) |
『別府RC60周年記念式典出席』の為、9月15日(土)へ変更 |
9月19日(水) |
『早朝例会』の為、6:00~『山崎グランド』へ変更 |
9月20日(水) |
『別府市近隣6RC親睦ソフトボール大会』の為、9月23日(日)へ変更 |
ニコボックス
- 上野公則会員(W):
- 皆さんの活発な委員会報告に感激しております。また、妻の誕生日にお花をありがとうございました。
- 河野一幸会員(S):
- 仕事の都合で例会に遅刻しました、スミマセン。
- 臼杵徳二会員(S):
- 米山記念奨学会セミナーに出席し、意義深い物でした。入会三カ月の会員として、少し日出RCの先輩たちに近づけたのかと思います。同期入会の原田さんとの差も少し出来たのか?と思います。
委員会報告
9月2日(日)米山記念奨学会セミナー参加報告
鈴木貫史会員
9月2日に、本多和夫会員・臼杵徳二会員と米山記念奨学会セミナーへ参加して参りました。セミナーでは、木下光一パストガバナーより沢山の御指導を頂きました。その一部であります『中国学友会設立総会での姫軍(ジジュン)さんのスピーチ』を参考資料として、週報の最後に掲載致します。
本多和夫会員
9月2日にRI2720地区米山記念奨学委員会セミナーが開催され、出席いたしました。
セミナーでは、米山記念奨学会事業の意義についての講演があり、たいへん勉強になりました。個人的も米山奨学金の普及に努めていこうと思います。
佐々木明会員増強委員長
増強計画に表示もしていましたが、各会員からの情報提供をお願いしたいと思います。別紙配布していますが、「個人的レベルで」、「この人どうか」という意中の人がいれば、個人情報となりますが、例会の場等で公表して、会員全体で情報共有できないか、と思います。
個人レベルの活動で入会をお誘いする以上に、情報共有することで、情報交換して全会員で勧誘するというより強い態勢ができると思います。
また、157ほどの職業分類で個人ネットワークの範囲で探すことで、思い当たる人が出てくることもあろうかと思います。9月18日例会まで、どうか1~3名の個人名・職業情報提供をお願いします。FAX、メールでもオーケーです。
臼杵徳二ブライダル委員
ブライダル少子化対策委員会の企画の在り方について、若い未婚の女性にリサーチした所、余り賛同がなく、もっと集まりやすいフランクなものにして欲しいとの事でした。今後の課題として考えて行きたいです。
進行:上野公則会員
先週に引き続いての公式訪問資料の校正です。特に自分に関係するところ(住所・電話番号・生年月日・結婚記念日・奥様の誕生日等)は、他人では分かりませんので、責任を持ってチェックをお願いします。
・連絡網については、資料から除くことに決定しました。
(人数も少ないし、事務局も充実しているため)
・職業分類表は、今ある職業分類にとらわれず、新しい分類も追加してよいので、考えられる分類がありましたら申し出てください。また、会員増強の参考にもしてください。
・奥様の誕生日のチェックは、再度お願いします。お花が届きませんよ。
校正した資料が出来ましたら、合本にする前に今一度目を通していただきますが、それまでにも時間がございましたら、チェックしておいてください。
ロータリー豆知識:新世代のための月間
年齢30歳までの若い人の育成を支援するすべてのロータリー活動に焦点を当てるために、9月は「新世代のための月間」に指定されている。RCは、「各ロータリアンは青少年の模範」(Every Rotarian an Example Youth) という標語を、「新世代のための月間」中のクラブ会報や広報資料に使うよう奨励されている。従来の「青少年活動月間」の名称が変わったもの。
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委員会報告をする本多和夫会員 |
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委員会報告をする佐々木明会員 |
委員会報告をする臼杵徳二会員 |
参考資料:中国学友会設立総会での姫軍さんスピーチ(中国学友会会長)
私は姫軍(ジジュン)と申しまして、日本では皆「ヒメ」と呼んでくれました。ヒメのイメージは全然ないのですが(笑)。私はこの1ヶ月間、毎日皆さんにeメールを出している人です。本日は本当に板橋理事長、川上参事官、加納理事、坂下事務局長、本当に遠くから、特にご高齢にも関わらず海を渡って来てくださったことに感謝します。
まず、準備委員会のメンバーを代表し、今回、どのように準備してきたかを報告させていただきたいと思います。米山奨学会は、日本の民間奨学団体の中で一番大きい組織です。1952年から今までに累計14,500人の海外からの留学生に対し奨学金を出していますが、この中で中国からの留学生は3,998 人と、約4,000人が中国人の学生です。全体の割合は27.5%を示しています。昨年7 月ごろ、坂下事務局長が北京にお出でになり、板橋理事長のお言葉を私に伝えました。つまり、
「奨学生が一番多い国である中国に学友会がないことは非常に残念である」と。その言葉を受けて、「じゃあ作りましょうか」ということでスタートしました。準備に入ってわかったことは、2002年に既に上海で、米山学友会が設立されていました。中津川ロータリークラブのサポートを受けながら2002年からすでに活動していたのです。そのため、北京・天津といった華北の学友をまず集めて華北学友会を設立し、華北学友会と上海学友会と合同で「準備委員会」を設立し、今回の準備にあたりました。
すでに確実に248名の学友と連絡がとれており、今日予定通りであれば参加した学友91名のうち、47名が北京以外の都市から来てくれました。本当にありがとうございます。最も南からは海南島、北からは内モンゴル・東北、西からは福州・アモイからの学友も来てくれています。色々な場所から集まってくれましたが、それではなぜ、我々はここに来たのでしょうか。なぜ、この会を設立するのでしょうか。私はその答えを、いまこの壇上で、皆を代表して回答しなければならないと思います。
ではまず、ある学友からの手紙を読ませていただきます。この学友は、袁萍(yuanping)さんと言い、四川大学の教授です。彼の手紙には次のように書かれています。
「3月6日、ロータリー米山記念奨学会事務局からのメールをいただき、米山記念奨学金中国学友会設立大会が3月28日に北京で開催されることを知りました。このニュースは2009年の私にとって、最も心温まる、記念になる春の贈り物となりました。私は1996年に日本の東海大学大学院医学研究科を卒業した米山学友、袁萍と申します。1997年に帰国し、四川大学の口腔衛生学院に勤めています。帰国してから仕事につき10年あまり過ぎましたが、留学期間にいつも暖かく見守り、
支えてくださった米山奨学金への感謝の気持ちは長い時が流れた今でも忘れたことがなく、いつも奨学会のWebサイトを通じて奨学会の活動状況に関心を寄せております。中国国内で働いていらっしゃる米山学友の皆さんと出会い、交流することができることを心より嬉しく思っております。中国学友会の設立は、元米山記念奨学生としての夢でした。日本のロータリー米山記念奨学会、中国米山学友会事務局すべての皆さまに感謝を申し上げます。私は四川で勤めており、仕事の関係で今回は参加できませんが、設立大会のご成功を心よりお祈り申し上げます」
私はこの2~3カ月、皆さんにたくさんのeメールを出し、毎日100通以上のeメールをいただきました。どのメールにも、これと同じようなことが書かれていました。米山奨学金に対し、みな非常に強い感謝の気持ちを持っています。これは、皆さんからのeメールの共通点でした。この手紙を私は何度も読んで非常に心が熱くなり、やはり、皆さんの心の本音を言い表しているのではないかと思います。
なぜ、今日ここに集まるのか。その第一は、その原点は、米山奨学会への感謝の気持ちを持って皆来ているのではないかと、私は思います。これが第一です。次に、なぜ来るのか。皆さんは感謝だけではなく、どのように恩返しをしようかと考えていると思います。中国には次のようなことわざがあります。「たとえ一滴の水でも受けた恩義は、湧き泉として報いるべき」と。これは中国人にとって忘れないことです。つまり、「滴水之恩、当以湧泉相報」。では、どういう風に恩返しをするか。私は考えたことがあるのです。
ロータリーの皆さん、米山記念奨学会の皆さんは、我々よりもっと成功していて、我々が持っているものは、彼らは全て持っているし、我々が差し上げたいものも彼らは全て持っている。どうすればよいのか。私の世話クラブのロータリアンは私にこう言いました。「その恩義を我々に返すのではなく、次の若い世代に伝えてくだされば、それが我々にとって恩返しです」。その言葉を受けて私は非常に感動しました。我々は、米山奨学金がなかったならば、今、私はこの立っている私ではない。皆さんは、今そこに座っている皆さんではない。
この奨学金をいただいて、我々は夢を持ちました。夢を実現する力をいただきました。このいただいたお金だけではなく、恩義を、どのように次の世代に伝えるかどうかが、我々の使命ではないかと私は思います。
3点目は、感謝や恩返しだけではない、最も意味あることがあると思います。中央テレビの番組に『岩松看日本』(白岩松が見た日本)というものがありました。これは、中国で初めて日本を紹介する番組です。この番組には一つの意味があります。つまり、愛と憎しみはとりあえず置いておいて、まず日本を理解しようという言葉です。この番組を見て私は非常に感心しました。ただし、私は一つ感じることがありました。つまり中国・中国人の日本に対する理解レベルが非常に低いということです。つまり中国・中国人、多くの人が日本人・日本をあまり知らないです。
今日の会で皆さんを見て、一つ申し上げたい。皆さんは日本で日本人のように生活し、勉強し、仕事をしてきました。中国人の中で、皆さんが日本を最もよく知る中国人だと言えなければ、皆さんより日本をもっと知る中国人はいないと言えます。中国人の中で、皆さんが日中関係を友好に発展していく気持ちを一番望んでいる人でなければ、皆さんより日中関係の友好的な発展を望んでいる人はいないと思います。このような集まりは、我々全員にとって膨大な財産です。この財産は、たぶん中米関係、中欧関係にはあまり役立たないかもしれません。
しかし必ず、絶対、中日関係の促進のために必ず役に立てると思います。ですから、中日友好関係をどのように発展していくかどうか。これは、我々の単なる「するべきこと」ではなくて、我々の責任、また使命です。この3つが、今日我々が集まった理由ではないかと思います。皆もこのような気持ちを持って遠くから集まってくれたのではないかと思います。
今日この会を設立するにあたり、今まで多くの人々の力がありましたので、ここで感謝を述べたいと思います。まず、日本の米山奨学会理事長板橋様、事務局長坂下様、事務局の峯様、彼らの応援がなければ、多くの学友と連絡を取ることができませんでした。非常に感謝します。また、板橋様、加納様、70歳以上のご高齢で遠くからお越しいただき、我々の会をどれほど大切に思ってくださっているかがわかり、非常に感謝します。(一同拍手)
また、在中国日本大使館の宮本大使、川上参事官のサポートにも非常に感謝します。私が宮本大使にこの会の設立を話したところ、宮本大使はすぐに「参加します」と返事をくださいました。大使館にもこの会を大事にしていただいて、本当に感謝します。あと、感謝したいところが、やはり最初に上海学友会をサポートしていた中津川ロータリークラブの杉本様、市川様、三尾様。2002 年から今まで、長期にわたってサポートしてくださったことに感謝いたします。
そして、この会について皆さんに出したEメールは私の名前で出していますが、実は私が出したのではありません。われわれの事務局のメンバーが出してくれたものです。この事務局のメンバーは学友ではありませんが、彼らの存在は、この会の不可欠のものですので、名前を読み上げさせていただきます。(以下、中国名を読み上げ)これらの人がいなければ、この会は成り立たなかったと思います。
最後に、やはり皆さまに感謝したいです。特に遠くから、私の知るかぎり、妊娠6ヶ月の学友も「ぜひ来たい」と連絡をくれて、本当に遠くからいらっしゃった皆さん、忙しい中いらっしゃった皆さんに感謝いたします。皆さんがいなければ、この盛大な会ができません。皆さんがいなければ、この会の将来がないと思いますので、ぜひこれから皆さんと一緒にがんばりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。(一同盛大な拍手)
以上