私の「奉仕の理想」の理解は、ロータリーソングの歌詞の範囲内で充分だと思っていました。しかし講演やロータリー雑誌や国際ロータリーのホームページを覗くなどで、少しその先が分かるような気がしています。ドイツ語の奉仕は行動の意味合いが強いということ、友愛と友情は奉仕の心が作り出すということ、ロータリーの哲学、等々です。
車の両輪と言えば自転車だが、70年も前の祖母のことばを思い出す。「自転車という珍しい物があるからと言って、大分にわざわざ見にいったそうじゃ・・・」を。当時、自転車は高嶺の花だったのです。その両輪は回転を続けることで運動(活動)の役目を果たす。その運動の原動力はギアのある後輪ですが、その後輪に当るのは奉仕か親睦かと考えると、私はギアのある後輪が親睦に当たると思い、ロータリーの親睦は非常に大切なものと考えます。
繰り返しになりますが、ロータリーの親睦は、親しみあうこと(広辞苑)のみでなく、人間を育む土壌を一層改良し、奉仕の心を例会やあらゆる機会をとらえて磨き、心身の充実のもと、できるだけ活動に繋ぐこと、これが「ロータリーの親睦」ではなかろうか。
例年の花見例会は、この意味合いにおいても価値のある深いものに思えるのですが。 |