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ＲＩ第２７２０地区ガバナー　　膳所和彦
『ロータリは学び舎であり、また遊び場である』
～そして今、ロータリーアクションは世界を変える～

今年度、地区ガバナーの膳所です、本日は宜しくお願い致します。
檀上ガバナー補佐からご紹介がございましたが、一点修正をさせてください。私の生まれは下関でございます。
私の父は亀川で生まれました。その後、父は下関に移りました。いまでも亀川には木下薬局があります。子供のころ、良くここに来て遊びました。今は従兄弟の家系が薬局を継いでおります。

ロータリーとの最初の関わりは大学院の時、イギリスに留学することができたのですが、お金の工面をするときロータリーの補助金を申請したのが初めてです。
ただ、留学先から補助金が年間１万ポンド出ることとなりロータリーからの補助金は活用しませんでした。留学先はロンドンの中心部にあるセント・トーマス病院でした。
留学しても研究を続けていたのですが、そのうち手術に立ち会うようになりました。所属の心臓外科教授がロータリアンで、ロンドン中心部にある格式高い最高級ホテル「カフェ・ロワイヤル」が例会場（？）であり、一度だけホテル内に連れて行っていただきました。貧乏留学生にとっては只々感激のみでした。

日本に帰国後、九州大学病院心臓外科に勤務し、義父が所属する日田ロータリークラブがホストとなる交換留学生候補の高校生の英語での面接試験官を依頼され、担当ました。
１９９０年、日田市に移住し、義父の医院を継承しました。１９９９年に義父の推薦もあり、日田ロータリークラブへ入会、職業分類は「心臓外科医」でした。
しかしながら、在籍しているだけで特別な活動などはしてきませんでした。「そろそろ会長を」とのロータリーの先輩の勧めで会長職を引き受けました。
２０１４年シドニーで開催されたロータリー国際大会に参加し、第２７２０地区のパストガバナーやガバナーの方々と親しくなり非常に貴重な経験でした。

日田市では水害もあり、また新型コロナウイルスには２０２０年３月に発熱外来とＰＣＲ検査所を開設して、大分県下でも一番早い取り組みを行いました。ＰＣＲ検査場はテント張りでしたが、これも逸早くプレハブに変え、仮設ながら検査機能の充実につとめした。
これもロータリーの職業奉仕と考え行動しました。

地区ガバナーになる際には特別なセミナーを受けなければなりません。マイアミというと州全体が観光地のようなところですが、マイアミのホテルに5日間、正確には６日間、ロータリー漬けで一歩も外に出ておりません。

さて今年度ＲＩ会長のマッキナリー氏の方針は『Create Hope in the World　世界に希望を生み出そう』です。
私たちにも分かりやすい英語かと思います。

「私達の目標は、破壊的な紛争・災害・感染症から世界が立ち直れるように、希望を取り戻すことです。そうすれば私達自身のために持続可能な変化をもたらすことが可能となります」と述べられました。
マッキナリーＲＩ会長は「継続と変化」を掲げられ、シュカール・メータＲＩ前々会長、ジェニファー・ジョーンズＲＩ前会長の良いアイデアを引き継ぐとしてビジョンとしては以下の5つです。

・ローターアクトの地位向上
・女児のエンパワーメント
・DEIの促進（オープンなロータリー）
・ポリオ根絶運動の継続
・ロータリー行動計画の実践

ビジョン声明実現のための二つの要素として
「平和の推進については、現在のウクライナ戦争を鑑み、戦争・紛争・貧困・自然災害などで苦しむ人々を癒し、世界に平和をもたらす。平和とは、希望が根ずくための土壌である。」
またメンタルヘルスへの取り組みを掲げられました。
「新型コロナウイルスパンデミック感染により社会が分断され、多くの若者がストレスを抱えている。ロータリーは会員と奉仕を受ける人の両方のメンタルヘルスを支えるような組織となる。」

私の今年度の地区のテーマは
Rotary is a school, and also a playground.
（ロータリは学び舎であり、また遊び場である）
おそらく皆さんも同じような感じだと思います。

そしてもう一つ付けました。マイアミの会議で洗脳されまして、世界を変えるくらいのロータリアンにと考えました。

Now, Rotary action can change the world.
（そして今、ロータリーアクションは世界を変える）

さてロータリーとは何でしょうか？

「ロータリーの定義」1923年：決議23-34の1
何と言っているか分かりませんね。
英語を日本語にする際にうまく翻訳されていないのも原因かと思います。

「ロータリーの姿」 by ガイ・ガンディカー

「最も簡潔なロータリーの定義」 by 鈴木一作（2017-18年度RID2800ガバナー）

「ロータリーとは？」 by 膳所和彦(私の考え)
高校時代に体験したハンドボール部での部活動と同じである。
（日常以外に存在する「Another World」）





• 強くなるため、放課後や休日にひたすら練習した。【成長】
• 得るものは感動、達成感、そして仲間との一体感。【学び】
• 卒業後50年以上経過し、今も友人関係が継続。　　【親睦】
と捉えています。

膳所年度地区活動重点項目

・ロータリーの原点回帰と未来変革
・地区とクラブの関係をより密接な「エンゲージメント」とする
・地区戦略計画の実践：［若者と親しみ、ロータリーを繋ごう］
・ポリオ根絶運動のビッグキャンペーンを実施
・パートナーシップとの共同奉仕活動
・地区の数値目標達成



以下、かいつまんでご説明いたします。

・未来改革については、
　過去、ロータリーは男性が圧倒的多かったです。昨年初めて女性のＲＩ会長が誕生しました、来年度も女性のＲＩ会長が就任されます。
・地区戦略計画の実践について
　ローターアクトクラブの地位確立が３年毎に開催される２０１８年の規定審議委員会でＲＩ会員となりました。それを受けローターアクトクラブによる地区補助金やグローバル補助金の申請が可能となります。下部組織ではなく自立していくということです。
・パートナーシップとの共同奉仕活動について
　同じような活動をしているＮＰＯ団体・ライオンズクラブなどとのコラボです。
・ポリオについて
　壇上ガバナー補佐から釘を刺されておりますが、１分だけ説明させてください。１０月２８日（土）九州4地区合同の活動をします。２７２０地区では大分市の歩行者天国イベントに合わせて、チャリティーバザーを行います。皆様のご参加をお待ちしております。

我々は様々な災害や一生で一度出会うかどうかのパンデミックに晒されています。リセットが必要だと思います。我々には今までのつながりや経験があります。
本日はありがとうございました。

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