高月東住職 読経
高月東住職の説法を聞いて 佐藤英隆広報委員長
みなさんおはようございます。
日出ロータリークラブ恒例の早朝職場例会として、本年も浄土真宗本願寺派第15代高月東上林寺住職様にお盆前の大変お忙しい時期に協力を頂きまして心より感謝しております。昨年は、副住職の高月善徳様にお説法をたまわりました。有り難うございました。
今年も、“讃仏偈(さんぶつげ)”をたまわり、私達も唱和させて頂きました。
※讃仏偈(さんぶつげ)
「仏説(ぶっせつ)無量寿経(むりょうじゅきょう)」の上巻にある賛歌です。はるかな昔に仏となられた阿弥陀様は、すべての苦悩の人びとを救うため法蔵菩薩として現れ、師の世(せ)自在(じざい)王仏(おうぶつ)のご説法とその光り輝くお姿を讃え、自らも智慧と慈悲にあふれた仏になりたいと願われました。そして、すべての人びとを悟りの岸へわたすまでは、たとえ苦難の毒のなかに沈もうとも、決して後悔することはない、と誓われています。
その後、上林寺のあゆみと現在の本堂の荘厳の並びについて説明下さいました。正面に一番尊き大切な阿弥陀如来(阿弥陀様)、その右に親鸞聖人(浄土真宗の始祖)と更に右には聖徳太子様が並びます。そして、阿弥陀如来の左側には蓮如上人が並びます。その方々の前に座し念仏をお唱えするのです。当寺は、開基室町時代、禅道場として開かれていたそうです。その後、慶長4年に天台宗から浄土真宗に改派、そして暘谷城が建てられた場所より現地へと移り藩公にも仕えて寺運も繁栄する500年の歴史を経過して来られたそうです。そして、現在は第15代目として高月東氏が日々念仏の道を広められておられます。15代目で、御苦労もおありでしょうがお寺さんでは、火災が、一番気をつけなければいけなくて、神社仏閣のランクまで下げられてしまうとの事です。
会員からの質問
臼杵徳二会員
一汁一菜の食事で親鸞上人が長生きしたということを聞くと、いつも変わらない食生活が大切と説明されました。
鈴木貫史会員
神仏習合について
(回答)現代のように仏教と神道が別々に切り離されることになったのは、江戸から明治に入ったころですが、長い歴史を誇る日本の歴史においては、仏教と神道が別々に切り離されている時期のほうがはるかに短く、日本人は長らくホトケサマとカミサマを同列に信仰してきました。
その発祥といわれているのが豊の国・国東半島で、今から1300年前、宇佐八幡の神さまと仁聞菩薩の仏さまが一体となり神仏習合『神を仏とし、仏を神となす。』の六郷満山文化が出来上がりました。
早朝例会風景