上野公則会員
3月9日(金) 熊本ホテルキャッスルにて、会長・幹事・ガバナー補佐会議及び地区指導者育成セミナーが開催され、佐藤会員とともに出席しました。私は、山田会長の代理です。
まず最初に、本田ガバナーより挨拶がありました。本年度のRIテーマは、「こころの中を見つめよう博愛を広げるために」であり、RI会長の強調事項は「家族」「継続」「変化」の3つです。「家族は一つ屋根の下で暮らし、互いに支え助け合い、共に運命を分かち合う強い絆の家族を築くこと。それが、ひいては良き隣人、良き地域社会、良き国家、良き世界を築くことになる」と、カルヤン・ベネルジーRI会長の言葉を復唱されていました。一年前の3月11日に発生した東日本大震災を教訓として、何を学び、何を実践するかが問われている。自立できる地域社会、自尊できる家族や自分づくりをする時が来ているのではなかろうか。RIテーマのもと、自問自答してロータリーに学び、奉仕の心を開花させて行きましょうとおっしゃっていました。
次に、RI会長代理で大阪中央RCの横山守雄代理の挨拶があり、ロータリーの創始者ポール・ハリスは「ロータリーは時代の変化と共に変わって行かなければならない」と言っていたそうです。しかしながら、私たちはクラブ運営や活動がマンネリ化し、弱体化していることが分かっていても、それを敢えて変えて行こうと、一歩踏み込んだ改革になかなか着手できない。いま最も必要なことは、私たち一人ひとりがここで気持ちを切り替え、新たな「変化」に一つひとつチャレンジして行くことではないでしょうかと、訴えておられました。
RIが2007年に導入した「長期計画」と和訳されていたのが、「戦略計画」と変わるということ。そして、ロータリーの目的(The Object of Rotary)の新しい日本語訳案を説明されました。地区内のクラブの戦略計画ということで、阿蘇RCの「細則を年1回確認を行う」「奉仕活動の見直し」「会費の減額」などや、臼杵中央RCの「地域社会の中で、どのような奉仕活動が求められているか、調査研究し、奉仕活動の方法論を探る」などが紹介されました。
次に、地区委員会の報告で、内容は「配布資料参照」ということです。
次に、前年度地区資金監査報告と、地区資金現況報告がありました。
毎年そんなに変化はないと思いますが、今年度の主なものとして、地区大会本会議にも贈呈式がありましたが、東日本大震災復興支援金 24,500,000円があります。
次に、大会決議案説明ということで、明日の本会議に提案される決議第1号「国際ロータリー会長の本年度目標に協力する件~決議第10号「ホストクラブ、コホストクラブ、熊本県並びに熊本市及び関係諸団体に対し感謝する件」の案内がありました。内容については、大会資料やホームページを参考にしてください。
引き続き、地区指導者育成セミナーがあり、第2680地区パストガバナーで姫路RCの「三木明」氏による演題が「ロータリーと戦略計画」の講演がありました。ロータリークラブは、心をみがくところ、他人に学ぶところである・・・
18:00 ~はRI会長代理歓迎晩餐会並びに希望交流会があり、山鹿燈籠の入場から始まり、少女舞踊団「ザ・わらべ」や、熊本城稲荷神社の演出など、手の込んだものばかりでした。400名以上の方々が出席されており、久しぶりにお会いする人達や、近くの席の方々との交流も深まりました。
10日(土)は、崇城大学市民ホールで、本会議が開催されました。テレビ・雑誌などで幅広く活躍されている姜尚中氏の講演は、めったに聞けない話であり、非常によかったと思いますが、一日中席にすわったままで、聞き流すだけの地区大会は、いかがなものか?地区大会の意味合いからして、もっと一般会員参加型の大会は、できないものかと思う。記念講演が終わったとたん席も半分以上が空席になるのも・・・
夕方からのクラブ間交流懇親会もやって悪いことはないが、参加するクラブ、参加しないクラブまちまちであるし・・・でも参加してよかった。
何をいっても参加していくら。出席して、目で見て、耳で聞いて確かめて、そこからでは。出席しなくては、何も始まらない。感じられない。損になる事もあるが、得になることの方が多いかな。