高月住職より朝の礼拝として、まず『讃仏偈(さんぶつげ)』を賜り、私達も唱和させて頂きました。
その後、お釈迦様と目蓮尊者とのお話で、供養踊り(盆踊り)の由来について、お説法を賜りました。
『讃仏偈』は、浄土三部経(『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』のうち、最も重要な『仏説無量寿経』の中にあります。『仏説無量寿経』は、宗祖の親鸞聖人(しんらんしょうにん)が
「真実の教え」と讃えられた経典です。阿弥陀仏の浄土建立と私たち凡夫が極楽浄土に往生できるいわれが説かれています。
阿弥陀仏は、阿弥陀仏が成仏する以前の法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)であった時に、その師仏であった世自在王仏(せじざいおうぶつ)のもとで、本願をおこされました。その時、
法蔵菩薩が師仏の世自在王仏の気高い姿を仰いで、そのお徳を讃え、師仏に向かって自分の信念と願いを述べられました。法蔵菩薩にとって、素晴らしい師仏との出会いとは、まさしく素晴らしい「仏法」との出会いだったのです。
その出会いの驚きと喜びを光に満ちた、み仏への讃歌として表現されたのが、この『讃仏偈』であると言われております。 |