鈴木貫史 会員
豊後高田RC50周年記念式典に、佐藤(英)会員の所用の為私が代理として出席させて頂きました。
まず、森永卓郎氏の記念講演は14時より開演致しました。いつもテレビで拝見しているのと同じく、
大変歯切れ良よく、声も大きく、強く、そしておもしろく、一時も耳・目を背けさせることなく、楽しませて頂きました。
「市場原理主義」「金融原理主義」「サッチャー元首相の新自由主義」「構造改革主義」「大陸ヨーロッパ型経済」
「リーマンショック」「CDO」「グローバル競争」などの言葉をまじえてわかりやすく講演頂きました。最も印象深かったことは、
「日本のイタリア化」について経営者はより社員に「権限移譲」しなければならない。
また、何事にも「へこたれない」強い精神力が必要だ。イタリアを再確認、再認識する必要がある。
3月11日に発生した東日本大震災によるこの未曾有の危機に対しても、日本人特有の忍耐、思いやりの精神のもとに、更に長期に亘る復興に向けては、
より現場々々での判断による即決が必要となるのです。この状況においてある面では、よりイタリア的な精神力が有用と考えるなどの講演をされました。
また、おたく系"グッズ"についても面白おかしく話を頂きあっというまに90分が過ぎました。
その後にシンガーソングライターの今成佳奈さんのミニコンサートがありました。大分県立高田高校時代にはインターアクトクラブ学生としての経験があるそうです。
16時より記念式典開始となり、金谷吉弘クラブ会長(クラブチャーターメンバーであり、この50周年式典に際し、再度クラブ会長に指名され勤めている大変すばらしい方です)による来賓、
クラブ紹介、歓迎の言葉、記念事業紹介等がありました。そして今回の大震災に対して豊後高田市(市長)に50万円、木下光一ガバナーに50万円の義援金も急遽手渡されました。
(大きなクラブでは、やれることも大きい事に私達はしらしめられました。)
来賓として木下光一ガバナーの挨拶があり、豊後高田RC50周年の長きにわたるロータリー活動に謝意を述べ、また金谷吉弘現会長についても労苦をねぎらっておられ、
今後もロータリー活動にともに邁進しましょうとの言葉を述べられました。
また東北塩釜RCの桑原茂様の現況についても報告され、ロータリーは復興にあたり全力で支援しております。まさに、ロータリーの存在意義が問われている事態であります。この2720地区でも可能な限りの応援や義援金等をよろしくお願いしますと話されました。その次に韓国・新海雲臺RCが豊後高田RCの姉妹クラブとして会員多数が来訪され裵周植会長の祝辞も頂きました。
17時に閉会となりましたが、秋吉会長と私はその場で来賓の杉谷卓紀御夫妻、山﨑勝パストガバナーにも御挨拶を行い友好を温めることが出来ました。